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創業明治5年、亀岡で力強く歴史を刻み続ける内藤印刷株式会社。

内藤印刷株式会社 ウェブサイト

内藤印刷は、明治時代の活版印刷技術が大切に保管されている博物館。

創業明治5年(1872年)ですよ、すごいですよね。何がすごいって、事業年数もさることながら、当時の印刷物、印刷道具が大切に保管されてるっていうところが、かなりグッときましたね。このホームページの最初にも登場していますが、このような活字で印刷していた時代が確かにあったんですね。写真を撮りながら、思わずボ〜っと見とれてしまっていたことを思い出します。

私がこの業界の仕事を始めた時は、写植の時代も終わり、イラストレーターのバージョンが確か4前後だったと思います。なので、物理的な版作りの苦労を何も知らないんですよね。
今、Macの爆弾マークがふと思い出されましたが、当時の苦労を考えれば、全然大したことではなかったですね。(昔はMacでも頻繁にフリーズしてたし、立ち上げた時にリンゴマークの代わりに爆弾のマークが出てきて起動できない。爆発するのかと思って机の下に身をかがめる。(笑)なんてこともしばしばあったんですよ〜)

整然と並べられた、当時の印刷物やその学校教科書、活字を始めとする印刷道具の数々は、印刷博物館さながら。業界に携わっている人間として、実際に見ることができ、さらにはお仕事をさせていただくことができて幸運でした。

亀岡を盛り上げる郷土愛。自らの街を大切にすることが事業を永続する秘訣。

内藤印刷がこれだけの歴史を刻み続けられているのは、亀岡の街と人を愛する郷土愛が事業にしっかり込められているからだと僕は思いますね。
幕末の志士がスーツを着こなしたらこんな感じかもしれない!と思える、剣道が似合いそうな気っ風のいい内藤社長は、かめおかマーチング委員会を発足させ、京都・亀岡ひとまち百景をつくっていくなど、亀岡を盛り上げるために様々な活動をされています。

最近では当たり前のようによく言われることですが、地方の自活の大切さを唱え続け、ずっと実践してこられたわけですね。『自らの街を繁盛させることが、自らのビジネスの繁盛につながる』
歴史ある会社の継承を繰り返していくことのプレッシャーや労力は、並大抵のことではないと思いますが、亀岡の羅針盤となり続けて頑張ってもらいたいです。