ファインワーク FINE WORK

2006.10.20

034:シンプルな回答

私の娘が私の上司

2006/10/20 34ボス

My daughter is my BOSS

上の娘(社長):4才   
下の娘(部長):1才  
ママ(会長)??才

Amazonギフト券500円分がメールで贈られてきたので、

早速、パソコンの前で買い物を1時間かけて楽しみました。

@、ギフト券番号を入力せずに定価購入してしまった鈴木です。

1時間の間に、なんで買い物をはじめたのか忘れてしまっていました。

「まんまとAmazonの手口にはめられた」っと、

ブツブツ言ってる私はほっといて、今日の本題はこちら!

シンプルな回答

社長の回答はとってもシンプルで気持ちがいい。
ちなみに部長の回答はさらにシンプルを極める。

「なんかほしいの?」

「にゅうにゅう」(牛乳)

「なんで泣いてんの?」

「いたたぁ」(痛い)

「どうしたん?」

「だいだい」(抱っこしてほしい)

 etc…

っと、部長が日に日に言葉を覚えて発する
喜びはおいといて、注目すべきは社長です。

「なんでこんなところに落書きしたん!」

「遊んでたらなぁ、書いてみたくなってなぁ、書いてたん。」

ん~、実にシンプル。

「なんでこれがほしいの?」

「プリキュア http://www.asahi.co.jp/precure/ になってなぁ、
 遊ばなあかんの」

ん~、とてもわかりやすい。

大人の会話でも、こういった回答をしてくれる人は
できる人だなぁ。と私は判断しています。要は、

質問に対して的確な回答をしてくれる人。
これをできる人がなかなか少ない。例えば、

「これを急ぎでいつまでに納品してもらえますか?」

「そうですねぇ、いま各工程のスケジュールが
 込み合っていまして、うんぬんかんぬん。
 お時間がけっこうかかるんですぅ。
 原料の発注の調整もしないといけないのでぇ。
 うんぬんかんぬん。
 発送の方法とかはどうしましょうか?
 逆にいつまでにご入用ですかぁ~」

(おいおい、聞き返されちゃったよ ~)

ある意味できる人なのかもしれませんが、
質問しているこちらとしては、ストレスです。

なぜ、「○月○日までに納品できます」っと、
言ってくれないのでしょうか?

別に安全日をみてもらってもかまいません。
それで、こちらが納得できなければ、

あらたな質問をするだけのことです。
各工程のスケジュールがどうだなんて、

最初の質問で私が知りたいことじゃありません。
いきなり理解を求めないでぇ~ってな感じです。

「なぜ、この日に納品して頂けないのですか?」
 っといった質問をしない限り、でてこない回答のはず。

このパターンを社長との会話に当てはめてみましょう。

「なんでこんなところに落書きしたん!」

「いろいろペンがあってなぁ、どれにしようか迷ってたん。
 ピンク色が好きなんやけどなぁ、書けへんかってん。
 ほんでなぁ、青色もあったけどどっかいったん。
 でもなぁ、緑はちゃんとかけるんやでぇ。書いてみるぅ?
 ほかの色もあるでぇ、赤色がいい?」

ってな感じでしょうか。我が子の場合、それはそれで、
ある意味賢いと、親バカするかもしれませんが、

「遊んでたらなぁ、書いてみたくなってなぁ、書いてたん。」

というシンプルな回答の方が私は好きです。

■編集後記

「今は社長のお家なんだけど、このお家はいつか造った人に

 返さないといけないから、壁に落書きするのはもう、やめてね。」

賃貸住宅に住む悲しき運命ともうしましょうか(笑)

素直に頷いてくれた社長は、以後、床に紙をひろげて、

お気に入りのペンで書き書きしています。

「!!!、紙からはみ出てるやんか~!!!」

頭をかかえる私は、自然の中で瞑想です。

http://www.forests-forever.com/

《 私の娘が私の上司 》

□ 発行 : ファイン
□ 編集 : 鈴木一貴
□ サイト: https://finework.jp